バルセロナをぶらぶら~カサ・ミラと最終日
自分の旅行記をぶつけてくる空気が読めない

ま、こちらは 裏番組 だと思ってね~

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というわけで
建築物が好きな方に捧げる、バルセロナぶらぶら いってみよう~!
前回、カサ・バトリョの行列と入場料金にシッポ巻いて逃げた2人は
個性的な建物を見ながらグラシア通りを北上していきました。
これだって十分、個性的な建物ですよね(笑)

何なんだろ? 遠目には小さく見えるけれど、日本の戸建てサイズが屋上にある。
ペントハウスでもなさそうなんだけどな(^m^;)
でも、やっぱりこれは目を引くわ…
地中海やカタルーニャの雪山をイメージした、波打つ外観がディープインパクトな建物…
というよりもはやゲージュツ作品ですね。
バルコニーの装飾された手すりなんか、ワカメが張り付いているようだし…
カサ・ミラ

ガウディが1906~1910年にかけて実業家ペレ・ミラ夫妻のために建てた家(カサ)は直線部分がまったくない建造物。パッと見とても住みにくそうだなぁ(^へ^;) 建設当時のバルセロナ市民には受け入れられずに「石切場(ラ・ペドレラ)」というあだ名がつけられて、今でもカサ・ミラより、「ラ・ペドレラ」の名前で通っているようです。
4、5人しか並んでなかったので、思い切って入ってみることにしました(^へ^;)

日本語イヤホンガイド付きで大人1人22ユーロ(2642円・当日レート)
2人で5000円越え~


中庭が吹き抜けになっています…

手前の階段は、オーナーであるミラ家専用のもの。
奥にあるエレベーターで一気に屋上に上がります。
向かいの建物がヨーロッパ!って感じ (^-^)

屋上が面白い!

高低差がつけられて波打つ様子は山の稜線のよう。奇妙なオブジェみたいなものは煙突や換気口だそうです。らせん状になっているのは、屋上に風が吹き付けるとその風圧で煙突内部が真空になり、煙が吸い上げられることを計算したとか? 本当かしら?
だとしたら本物の天才だぁ!(汗)
ここにも



サグラダ・ファミリアからはこんな距離感ですね。

中庭から見上げていた吹き抜け。

ぎっしりと並んでいる窓は階下へ行くにしたがってサイズが大きくなっている。
これは自然光がより多く取り込めるようにというガウディならではのこだわりなのだとか。
屋上の一つ下の階はガウディ・ミュージアムになっています。
カサ・ミラ以外にガウディが手掛けた街の建築物の模型やパネルはもちろん、ガウディがインスピレーションを受けた植物や動物のモチーフも展示されていて見応えた~っぷり!
安価なレンガを用いたアーチ。 これも動物の骨組から考え出したのかな?
どことなく、ピノキオに出てくる鯨のお腹にいるみたい…
でこぼこしているのは、さっき見た屋上の起伏と連動しているから!

今は展示室になっていますが、建設当初は住人の洗濯干し場だったそうです!
この巨大な空間が、夏は遮熱になり、冬は保温効果をもたらしたんですね(@-@)


カサ・ミラの間取り(@m@) 四角な部屋がひとつもありません!
当時は「石切場(ラ・ペドレラ)」なんてあだ名を付けられるくらい一般受けしなかったため、借り手がなかなか見つからず、3代にわたって家賃を据え置くという好条件を付けなければならなかったそう。
ガウディは重石を付けた懸垂型の模型を作って建物のバランスを考えたそうです。
ロープや鎖などの両端を持って垂らしたときにできる曲線をカテナリーと呼び、それを上下逆向きにすると、全ての部材に圧力が均等にかかることになり、力学的に安定するんだそうな。
下に鏡があって、覗きこむと立体のドームが現れます。サグラダ・ファミリアの塔みたい…


設計に重力をつかうなんてね(@-@) 宇宙人かっ?!



ガウディの作品は建物だけにとどまらず…
タイルや、階段の手すり、ドアノブから調度品に至るまで多岐にわたっておりました♪
カサ・ミラやカサ・バトリョの床に使われたタイルのデザイン。綺麗です。



さて、もう一つ下の階には当時のブルジョア階級の家が再現されています(^-^)
玄関、リビング、キッチン、食堂、寝室、浴室、家事室、書斎、子供部屋などなど。
当時使われていた家具をそのまま展示。





ここにはガウディらしさが見られないとか、平凡で面白くない! なんていう人がいるけれど
当たり前でしょう!
個人の邸宅だったカサ・バトリョと違って、賃貸の、ごく普通の家庭なんだもの

ちょっと裕福な家の、当時の暮らしぶりを垣間見ることができるのよ。
とくに、この年代はアガサ・クリスティーの「ポアロ」の世界なのよぅ~~
ワタクシ、あのドラマが大好きなのでうっとり&ワクワクでした






この部屋は内蔵式の扉を出すと家族用のダイニングと来客用のダイニングを仕切って独立した部屋として使えるのだ。100年前によくもこんな事を考えつくもんだわぁ。




ガウディがデザインしたドアの取っ手。 指の形のくぼみがあり滑りにくくなっている。

現在でも4世帯が実際に居住しているらしい。(もちろん内装はいじっているだろうけど)
家賃は当時からほとんど値上げナシで、1200 ユーロ(144,138円・2017年1月現在)ほど。
バルセロナの一等地で、300㎡以上の広さで、しかも世界遺産の建物で! (@0@)
ありえへんわ~~
1階のホールはこんなの~ 素敵すぎてため息が出ちゃう~~~

大金持ちになって、ここに住みたい!!
22ユーロの価値はたっぷりありましたよ! カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)必見です!!!
日もとっぷりと暮れました。
最後、ランブラ・デ・カタルーニャ通りの北の端っこにあるブロンズ像を見に行きました。

新進ゲージュツ家?による、街角アートの一つ。
ゴヤの「裸のマハ」のポーズをとる、キリンの像です(笑)
これで、バルセロナ市内の自由時間はおしまい♪ よく歩きましたw
このあとふらっと入った店で靴を買ったのち、集合場所まで小走り(笑)
みんなと合流してわかったのですが、夕方までうろついていたのは私たちだけ。
他のみんなは添乗員さんと地下鉄に乗ってホテルに帰ってたんだって(^m^;)
晩ごはんを食べに行って、サグラダ・ファミリアの夜景を見ました。
一夜明けて…
デザイナーズホテルの朝食は美味でござった(^~^) 最終日は思いっきり食べたぜ(笑)



バイバイ、スペイン~
ドイツのフランクフルトで乗り継いで…

わーい(^~^) お寿司だぁ♪


朝のオムレツはちょっと塩辛かった(^m^;)
添乗員さん曰く、北の国にいくほど味付けが濃くなるそうです。
スペインはどちらかというと薄味だったな…
ドイツワインも美味し! 次回はドイツという噂です


長々とこんなところまで読んでいただき、ありがとうございます

スペイン旅行記はこれで本当におしまいです。ヤレヤレ(^m^;)
ポチッと押していただくと、畑仕事をガンバリマス(笑)
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| スペイン | 01:29 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
おはようございます HAL_Kです。
おぉ、オイラのためのスペシャル版だ~
カサ・ミラは外観しか知らなかったんで、興味津々で読ませてもらいました。
入場料がけっこう高いんですね(笑)
ガウディが構造力学を理解したゲージツ家なんですね。
建築の巨匠は構造を巧みに意匠に使いますね。
オイラは構造が苦手で意匠のセンスもないからなぁ。
| HAL_K | 2017/02/21 05:25 | URL |