BALI 芸術の島 編
その多くはヒンドゥーの神々に捧げる奉納芸能がもとになっていますが
16世紀以降、マジャパヒト王朝がもたらした宮廷文化によって洗練され~
近年は観光客向けにより鑑賞を意識したものになっているようです…
バリ音楽を総称してガムランといいます。
鉄琴やドラなどを用いたものが一般的に有名ですが
今回は最近脚光を浴びている、
バリ島西部のヌガラ地方に伝わる伝統芸能の「ジェゴク」を鑑賞しました~
太さ20cmにもなる竹で作られている打楽器は長いもので4m、2人の奏者が上に乗り
2キロもあるゴムのバチで叩く巨大な木琴です(^^;)
他に大小の竹製打楽器を加え、合奏形式で演奏されます。
4音階だけしかないとは思えない奥行きのある、
また掛け合いによるダイナミックな音に圧倒されてしまいます…
バリの人々は信仰とともに生きていると書きましたが、
芸術(芸能)もまた生活の中心にあります。
この方たちはヌガラ地方の村で農業を営んでおられます。
朝、農作業を済ませてからはるばる3時間かけて公演にこられたとか

もともとは村々の催事に楽しむ演奏として受け継がれてきたそうです…
最後に、ワークショップが開かれ、全員で演奏に参加しました!
みんなノリノリで、大いに盛り上がりましたヨ~(^@^) うまいな~♪


一方、バリ舞踊の代表格は19世紀スカワティ王の宮廷で始まった「レゴン・クラトン」が有名です。
テレビで放送されるときは必ずと言っていいほど取り上げられているので
見られた方も多いはず! 無意識かもしれないけど~(^^;)
他にサンヒャンやバリス、ベンデッ、トペンなどなど~いっぱいあります。
以前に比べてどんどん増えているような?

前回はこれまた有名な「バロン」を見ました。

聖獣バロンと魔女ランダとの終わることのない戦いが演じられます…
日本の獅子舞と似ていて親しみやすかったな~(^^)
そして今回は~
ケチャ を鑑賞しました。
それぞれの村の寺院の儀式の際に奉納される宗教舞踊のサンヒャンから派生したものだそうです。
陶酔状態に入った踊り手の動きに合わせて、声だけで音楽を奏でます…
いくつものパートに分かれていて、一度受け持ったパートは一生唄い続けるそうです。
中でも最初から終わりまで甲高い調子を取る人が大変~
暗闇に踊る男たちの身体や手の動きは自然界にあるもの、たとえば椰子の木や水や風、
火、悪霊のパワーなどを表現しているとか…
近年は「ラーマーヤナ」などの物語を取り入れてストーリー性をもたせているそうです。
クライマックスでは、トランス状態の青年が赤く燃え上がった火の中に飛び込み
激しく舞い踊り…

なかなか野生的でダイナミックな芸能でした(^^)

バリはまた、民芸雑貨の宝庫でもあります~(笑)
エスニックな小物が好きな人にはたまりませーん!
バリの伝統工芸品にはイカット(絣の織物)をはじめ、バティック、ソンケット~アタ細工に籐細工、竹で作られた工芸品など、ごっちゃりあります~(^皿^)
ありすぎて、紹介しきれませーん。
バリの面白いところは、例えば銀細工ならチェルッ、木彫りはマス、石彫りはバトゥブランと言った具合に、村一丸となって取り組んで?いるところ。
村中どこの家の前にも自分たちで作ったカゴや置物が所狭しと山積みされている~
人々は農作業のかたわら、せっせと副業に励んでいるのだ(^^;)
比較的大きな工房の玄関先で
バティック染めのデモンストレーションをするおばちゃん…

石彫りの村はこんな感じに、両サイドが石屋ばっかりだー(^0^;)

そりゃ、市街地でも売ってはいるけど、産地直送?が安いに決まっています(笑)
気に入ったものをじっくりさがす時間がある人は郊外の村々を転々とドライブしませう


クリシュナ神を連れて帰りました(^^;)
重かった!!
左はバロンの木製の置物。
16年前に息子がどーしても!
と、持って帰ったシロモノ…
親子のDNAを感じます。
わはは

今日も読んでいただき、ありがとうございます

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| BALI | 09:59 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑
うわ~!バリだぁ(m'□'m)
こういう国って行ったこと無いので、ホント別世界だな~と読ませて頂きました。火山にあるレストランも絶景の眺めですね♪
日本とは違う開放感が味わえそう~(勿論、それだけじゃないでしょうが)
南国って沖縄もそうですが、お食事が・・・ってイメージがあるのですが、どうでしたか~?(*'v'*)
| 菜葉もも | 2009/09/07 10:59 | URL |