奈良の大仏さま
東大寺南大門

みなさん教科書で習ったことがあると思いますが~(^^;)
この建物の両脇に金剛力士像がいます…
鎌倉時代、運慶と快慶と他2名の大仏師と小仏師25人のスタッフが力を結集し
たった69日で作り上げたそうです。
なんでそんなに急いで仕上げたのかな~?

どちらも約8メートル、重さ6.6~8トンと巨大なため
頭、胴体、腕、脚などの各パーツを別々に作り最後に一体に組み立てるという
寄木造(よせぎづくり)で作られています。
口が開いている方を阿形(あぎょう)、閉じている方を吽形(うんぎょう)。


仏教において、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音。
それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされています…
また、対となる物を表す用語としても使用され、狛犬や仁王、沖縄のシーサーなど、
一対で存在する宗教的な像のモチーフになっています(^^)
歩いていくと中にもうひとつ門があります…

正面の奥に大仏殿が見えますが、入り口は左にあります~
拝観料を払って、中に入ると回廊が続いています…

大仏殿が見えてきました…
遠目には、大きなお家? 遠近感が変ですね~

東大寺の大仏殿は大仏様を中におさめている巨大な建造物で、
木造建築では世界最大のものになります(^-^)
728年、聖武天皇が皇太子供養のため建立した金鐘寺が東大寺の始まりとされています。
743年になり聖武天皇が大仏造顕の詔を公布、大仏は752年に開眼供養が行なわれましたが、
大仏殿や講堂などの伽藍が完成したのはそれより後の789年。
その後源平の戦で伽藍が焼失。現在の伽藍は1709年に再建されたもので2代目になります。
現在でも世界最大級の木造建築物ですが、創建時は現在の大仏殿よりも大きかったようです。


この一見不気味な像は
釈迦の弟子である十六羅漢の第一、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)像です。
お酒好きが災いして一度破門になってしまいましたが、改心。修行の末、またそばに仕えることになったゆえに、どのお寺でも大抵は建物の外にいらっしゃいます。
自分がわずらっている部分を撫で、賓頭盧尊者様の同じ部分を撫でると病気が治ると云われています。
毘盧遮那仏(盧舎那大仏像)

知恵と慈悲の光明をあまねく照らし出されている仏さまです(^^)
鋳造に使われた銅だけでも499t、メッキに使われた金は440kg…
日本国中から寄進をつのり、人々の手で集められました。
工事に携わった人の数は延べ260万人余(@-@)といわれています。
天井が高い~! …掃除が大変そうだなぁ

台座の蓮の花びらの模型です。 大きい~!

仏教の世界観が描かれています… ちょっとプリミティブ♪ ↓ラピュタの原型?


蝋燭を立ててお祈りします。説明がインターナショナル~


ぐるっと一周、まわってくると…
大仏様に向かって右側に四角い穴があいた柱が1本あります。


これは大仏様の鼻の穴と同じ大きさになっていて、この穴をくぐると無病息災のご利益があるそうです…
昔の人は軽々とくぐり抜けることができましたが、
メタボな現代人は到底無理!
でも、無理をしたら成功するかも?
勇気のある方は是非トライしてみてくださいね♪

でっかい花瓶です(@-@)

止まっているのは
蝶だと思うのだけど…
足が8本あります(^^;)
なんじゃあ~コレ?!
外にでて振り仰いでみました…

上のほうの閉まっている扉は、お盆と正月に開かれます。
境内に入れない人々にも遠くから大仏様のお顔が拝めるようにとの配慮だったと思います。

奈良の大仏様を少しは体感していただけましたでしょうか?
でも写真では迫力も半分くらいかな~(^^;)
奈良に来られたときは、是非ごらんになってくださいね!
今日も読んでいただき、ありがとうございます

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| 奈良 | 10:23 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑
gerogeroさん、こんにちは♪
奈良は高校の修学旅行以来です。
当時はあまりお寺や大仏様に興味がなかったので
素通り状態でしたが、年を重ねた今あらためて
行きたいです。
そしてじっくり歴史に触れてみたいです。
きっとパワーもらえるだろうな~♪
| asabana | 2010/01/16 15:03 | URL | ≫ EDIT